新年の御挨拶が遅くなりました。
2024年も「不易流行」を掲げてモノ作りに果敢に挑戦していこうと思いますので、
本年もゆたさるぐぅとぅ うにげーさびら(何卒宜しくお願い致します)
本当は元旦から新年の御挨拶を予定していたのですが、
能登半島地震がおきて心が少しだけ疲れてしまいました。
毎月の終わりに当店では、感謝とお届けしたシーサーが先々で幸せを守護するように御嶽に参拝しています。
世界は今二つの戦争とそしてニュースにならない紛争がいくつもあります。
視野をもっと狭くしていくと日本も確かに世界でも有数の治安の良さではありますが、
そうではない平安ではない事件があるので警察もいます。
平和とは平安とは、そんな事を考えながら日本や世界の事をお祈りしていると、
とっても傲慢な考えだとは思うのですが、毎月の祈念が無意味になったような感覚になってしまいました。
もっと素直に言うとシーサーには力がないんじゃないか?と・・・。
でも書きながら分かってはいるんです。
そんな事ではないとも。
でも一方で僕は本気で信じていたんだなと。
でも、でも、でもと実は今も少しだけ揺らいでいます。
ただ、今こうして静かに想いを書く事で落ち着いてきました。
また正月に力を貸してもらおうと大好きな石シーサーに参拝してきました。
それでも
この道を行きたいと思います。
強く信じて行こうと思います。
この道しかない。
正月も父はシーサーを制作していました。
父が弱気な僕に「可哀そうと思うのか?あるいは今も必死になって復旧を歩んでいる強い人達だと思うのか?」と強く言います。
父は本当に強い人です。
でも僕には分かります。
誰よりも本当は弱くて優しい。
そんな努力の人が今日も国宝級を目指して制作しています。
また、
少額ですが寄付もさせてもらいました。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html
昨日は19億でしたが今朝みると28億まで涙
皆が応援しています。
心からお見舞い申し上げます。と共に一日も早い復旧を沖縄から祈ります。
涙が止まりません(^^)
正直に言うとどんな涙なのか分かりません。僕の傲慢さなのかもしれません・・・。
でもそれでいいと思いました。
僕はこれからも大きな勘違いをして使命を全うしたいと思います。
災害を止めるのは不可能な事なのかもしれません。
こう書くのはどこかで止められるかもしれないという希望を持っているからだと思います。
その小さな希望が災害の多い国で逞しく生きていける小さな光だと思います。
富盛の大獅子は、世界大戦も見てきて
戦前も戦後もずっと守護神として鎮座しています。
沖縄の歴史書にも記載されている事から沖縄最古のシーサーとして今も私たちを見守り続けていますが、
いつも優しくて穏やかな表情をしています。
世界は厳しい、そして残酷だと私は思います。
神様は居ないとさえ思います。
でも富盛の大獅子を見ると「神様」と心の中から素直に問いかける私がいます。
たしかに、厳しい
でも小さな光を見つけて信じて今日も「まくぅとぅそーけー なんくるないさ」で与えられた命を燃やしていきたいと思います。
シーサーはその小さな光を守護する神です。
光は明るい昼間よりも暗闇の中でハッキリと見る事が出来ます。
沖縄から全世界の小さな光を守護しますように、心をこめて祈念しています。
そして今日もちばって生きたいと思います!!!
今日も、明日も、明後日も
僕は僕にしか出来ない事をやり続けようと思いますので、
どうぞ引き続きしまんちゅ工房をよろしくお願いいたします。
2024年 1月12日
しまんちゅ工房 代表 新垣信人