沖縄のお盆

はいさい(^^)

しまんちゅ工房のあらかきです。


今日は沖縄のお盆を紹介したいと思います。


沖縄のお盆


沖縄では今でも旧暦の7月15日に合わせてお盆を迎えます。

今年の旧暦7月15日は8月18日、

この日に合わせて三日前の8月16日から先祖の霊を迎えて18日にお見送りします。


迎える日を(うんけー)送り日を(うーくい)と呼びます。


旧暦に合わせて行うので毎年
玄関先の空を見上げれば満月があります。

家族皆で
玄関にロウソクを灯してお迎えします。

決まって誰かが「玄関から入ってきたねー」と声をかけて
また仏壇に手を合わせて
送る日まで毎日
朝・昼・晩とご飯を仏壇にそなえて一緒にご飯を食べます。

お盆は亡くなった祖先やおばさん、おじさんに逢いに仏壇のある親戚をまわります。

仏壇の前には沢山の御中元がならび
最後
送り出す時
玄関にテーブルをもっていって
仏壇に供えている果物やお中元をならべて親戚分の線香をあげて、

(うちかび)と呼ばれるあの世のお金を沢山燃やして送り出します。

お盆は、温かい気持ちになる。


大好きだった祖父母と早くに他界した母が来てくれる。

人は死ぬのですが、一年に一度
二泊三日のあの世からの帰省は、家族が揃うお祭りのようで僕は大好きです。


正月よりも
沢山の親戚が集まり、茶菓子を囲んで
最後の夜は沢山の料理が出てお酒が出て遅くまで盛り上がります。

我が家では三線もでる(^^)


沖縄のお盆


なぜだか
お盆にしか出ない三線。

お盆に三線の音色が本当にあう。



うん

正月よりも沖縄はお盆が華やかです。

そして

遠くから太鼓の音も聞こえてくる。



沖縄のお盆



小さい頃は、この島独特の文化と地域コミュニティーが大っ嫌いだった。
18歳の時故郷を離れて福岡へ行くのですが・・・。

今ならよーーーく分かります。


たしかに地域は面倒な事もあります。


しきたり、伝統、行事

一年に何度も参加しないといけない。


10代の頃
あんなにエレキギターが好きで沢山練習してきたのに


三線の音が堪らなく恋しくて練習しています。


「ビートルズかっこいい!」と今でも思いますが、
実際
日常で聞いているのはBEGINです。


今朝も三線の花を聞きながら記事を書いています。

この島でよかった。

何よりも
音楽がある。

こんなに伝統を引き継いでそして現代でも通用する音楽

三線は
伝統の音なのですが

また
若い人が惚れ惚れするような音楽があれば
この伝統はなくらないように思います。



小さい頃から覚えている線香のにおいと
三線と太鼓の音は、小さい頃の記憶以前に伝統文化としてDNAに刻まれているなら

運命は大きく
この島に僕を呼び戻します。


有難い。


祖父が設置した灯篭に火をともし
父が新しく設置した灯篭にも火をともし

それを縁側から父がゆるりと眺めている後姿は
僕の記憶にきざまれて、きっと
同じような事をするのだと思います。


線香の匂いと三線の音色と太鼓の音

お月様

泡盛に豚料理

家族の笑顔


この島に生まれてよかったと心から思えるのは僕という人間でもあり
DNAにしみついた本能のような魂からの慶びなのだと思う。


幸せです。


今日は最後の日


本当に不思議ですが、帰ってきている実感があるから不思議ですね。
それだけ
僕は祖父母と母から沢山愛されたんでしょう。


沢山の愛をありがとう。










タグ :沖縄のお盆

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店舗情報

店名

しまんちゅ工房

住所

〒901-1302
沖縄県島尻郡与那原町字上与那原364−1

TEL

098-946-3035

営業時間

10:00~17:00

定休日

水曜日・木曜日

URL

https://www.shimancyu-koubou.com/seesaa.html


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