シーサーの処分について

はいさいー!!!


しまんちゅ工房のあらかきです!


今日は大切なお話し。

改めて「シーサー」が破損した時
その後
どうするのか?


破損


本当に残念無念ですよね。

心中お察し申し上げます。


僕も17年も全国、海外へお届けしているので何度か破損を経験しています。

海外配送・・・破損。リベンジ!記事。


思い出すだけで落胆してしまいますがっ

落胆しているだけでは守り神とそれを心を込めて制作して頂いた職人さんに
申し訳ないのです。

気持ちを切り替えて
今日も割らないように!懇切丁寧に梱包しております。


さ~~!!!

割れたものは仕方がない!

そう割り切って!前向きに行動できるように切に願っております(^^)


また、
割れた状況では
シーサーが身代わり地蔵として活躍した場合もあります。


先日

建築現場の方から悲痛なる電話がありまして・・・。

家主さんから任せて頂いたシーサーを
設置時に誤ってシーサーを破損させてしまったそうです。


・・・。

本当に残念。



絶対!負けてはならない試合!以上に!絶対に割ってはいけない!と
プロは考えて足場をどうするのか?

設置する時の最善の段取り等を考えて慎重にやります。

その中で割れるって・・・・。

ありえんのです!

そう!!!ありえない事が起きているのです!!!!!


これは「宿命」だと切り替えて頂いてこうなる運命だと!

つまり
シーサーは身をもって何かを救った

そのように考えて頂けたらと思います。


こう考える事が一番良いのではと僕は思いましたので
そのように伝えると、とても安心してくださいました。

むしろ!

良い事なのです!!!


・・・。


いや言い過ぎました(^^;

割れないのが一番です。

プロは僕も含めて絶対に起きてはいけない事を想定して慎重にやります。

その中での破損。


破損すれば
もちろん

設置側が負担します。


もしも破損なら100%僕が負担します。

ただ!

中には完全オリジナルで、あるいは作者がすでに他界されていて
替えがきかない作品もあるかと思います。

そんな時は

こういう事もOKだと僕は思っています。


ずばり!

金継ぎ


まだ、金継ぎされたシーサーは見たことがありませんが
場合によってはありだと思います。


破損したシーサーを飾るなんて!と聞こえてきそうですが、

室町時代からつづく修復の歴史があるこの国で
修復は「モノを大切にする心」の最たるものだ思いますし、

何よりも
この作品への「想い」の塊だと思うのです。


また
破損状況ではその作品にあった色を施した修復も出来ますので
ご相談ください。

「修復ご相談にのります」



破損した時の状況や破損の程度

これによって修復か処分か?と別れて行くのですが

僕は、修復も処分もせずにそのまま飾るのもあり!だと思っています。

・・・。

つっつまり

シーサーの置き方もそうですが

処分方法や修復方法に最善だと思う事はあっても「正解」はございません。


世界に点在する獅子像文化の一つシーサーを勉強していると
「シーサー研究室」


その歴史の古さに驚きと発見の連続です。


この世が始まったビッグバンでさえまだ解明されていないのですから
獅子像文化はむしろ

僕達で作り上げていくのもOKかなと。

ただし!

それには当店の理念である「不易流行」でいきたいと思います。


・・・。

話を戻しまして。。。


修復でもそのまま飾るのでもなく


処分と決まった時。


これを決めるのは家主さんです。


守護されてきた
あるいはこれから守護される方が決めてください。


なくなく「処分」と決めた時。


感謝が湧いてくると思います(^^)


その感謝をぜひ声に出したり、カタチに出してください。


その方法もまた家主さん次第です。


シーサーを埋めてもいいような庭がある方は庭へ

また陶器でもお焚き上げしてくださるお寺さんもあるようです(^^)


ただ
基本的には、陶器は燃えません。


庭がある方はぜひ庭へ


守り神としてそのまま土から見守ってくれると思います。


埋める庭がない方は、
燃えないモノとしてお住いの行政にしたがって処分されてください。


その時、大切なものはやっぱり感謝です。

でも自然と感謝は湧いてくると思います。



目の前にいる守護神は
守護神として職人さんが陶土から成型して、自然乾燥し、窯入れして
丹念に制作されたものです。


その役目を終えようとしています。


「有難う~~~涙」しかないですよね(^^)


最後にもう一度確認しますが
「正解」はありません。

ただ


ここに書いたのは僕が「思う」事です。


ぜひ

シーサーと向き合って皆さんが思う事をしてください。

沖縄で生まれたシーサーはどこまでも大らかで逞しく爽やかです。

ちゅら海の様に。



シーサーの処分について



うーーーん。

今日も書いていて有難くなりました(^^)

幸せです。

この仕事に携われて心から感謝。


また!今日は午後からシーサー設置です!!!

絶対に割ってはいけない!仕事をしてきまーーーすっ!


今日も最後までお読みいただきいっぺー!にふぇーでーびる(誠にありがとうございます!)

ぐぶりーさびら(失礼いたします






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店舗情報

店名

しまんちゅ工房

住所

〒901-1302
沖縄県島尻郡与那原町字上与那原364−1

TEL

098-946-3035

営業時間

10:00~17:00

定休日

水曜日・木曜日

URL

https://www.shimancyu-koubou.com/seesaa.html


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