しまんちゅ工房 | 世界中の武器をシーサーに！

はいさい！


しまんちゅ工房のあらかきです(^^)

今日は、先日ようやく挨拶が出来た村落獅子のご紹介です！


当店がある与那原町は、沖縄本島で一番面積が小さい町です。

那覇から東に位置して、北は沖縄市、南は糸満市、そして港を有している事から
交通の要として戦前から商業を中心に栄えた歴史ある町です。


なんと！ふるくは昭和天皇が皇太子の時代に
沖縄県がほこる！かんな艦長と一緒に与那原から上陸されたようです！


それから
琉球王朝時代には、聞こえ大君と呼ばれる精神世界のトップ
神道で言うと
伊勢神宮のトップ
つまり天皇に代わって天照大神に仕える斎王です。


その斎王にあたる聞こえ大君もまた琉球の王の親族になる女性です。


世界遺産に登録されたセイファー御嶽で、聞こえ大君の就任儀式をするのですが
その大切な就任の前に身を清める場所がここ与那原町にあります。

首里からの道中で一休み。


涼しい海風と与那原の賑わいを感じながら井戸水で清められたのかな～。
つめたい水に緊張が解けたかもしれません。


どうなのでしょうか？

大変な役目です。

きっと与那原の人は、少しでも緊張がとけるように
また御守りするように色々と工夫をしたと思うのですが

その町を守る村落獅子。

これが多いのです！

なんと！７たい残っています。

現存したり、復元して７たいですから
もっとあったかもしれません。


ただ人口が増加しているので
当時のすくない人口からするとやっぱり７体でも多い気がします。

その村落獅子！

ようやく、きちんとご挨拶が出来ました。





歴史がありますね。

いつ設置されたのかは不明ですが
町の歴史書があるようなので、今度調べてきます。

遅くなったことをお詫びして
僕の素性を明らかにして、経緯をはなして撮影する事をお願いして
手を合わせてきました(^^)

気持ちが良いです。


実は、
村落獅子を紹介していこうと創業時に写真撮影をしたのですが
挨拶をきちんとしていなかったので・・・。

データが全部とぶ！という事がおきまして以来怖くなってしまい笑

ただ
久し振りに富盛のシーサーにご挨拶したら
不思議な事が起こりまして(^^)


それから
きちんとこのブログで出来る限り、
シーサーを研究しながら村落獅子もご紹介していこうとなりました。


シーサーを取り扱っていると不思議な事があります。

どうしてだろう？

と考えた時、
父の制作風景

仕入れる時にみる職人さんの製作風景

そこに答えがあり
さらに
お客様が設置されたシーサーを見てなるほど！と思いました。


制作風景と設置後の風景には「想い」があります。


職人さんは「守り神」として「魔よけ」として制作している。

どうかこの獅子が立派な守り神として鎮座しますようにという「想いが」が作品に込められていきます。

そして

設置する家主さんの想いがさらに作品に加わる。

実はそれだけじゃなくて

シーサーを獅子文化として見たとき
紀元前から脈々とつらなる想いがあります。

そう考えた時

今日紹介した村落獅子に
どれだけの「想い」が重なっているんだろうと

オーラまで見えてきそうです。


上与那原の村落獅子は、工場など大型のトラックが行きかう場所なので
それらから守るために鉄柱があります。

今でも地域から大切にされていて
静かに今日もその役目を果たしています。

２００年？それ以上かもしれません。

３世紀の間
沢山の想いを受けている。






世紀を越えても皆さんに共通している想いはいつだって一つです。

平和で豊かな世界が今日もありますように。
いつまでもありますように。


聞こえ大君は、沖縄全体の平和を祈り
また
今日も天皇家が日本と世界の為に祈る。


有難いなー


さ～～！！！そんな世界です！日本です！地域です！


有難い世界で今日も僕が出来る事をちばっていきたいと思います！

しゃー！

笑

楽しいです(^^)


そして
与那原町だけで！まだあと６体もあります！

ゆっくり紹介していきたいと思います(^^)