その時を迎える為の静寂

はいさい!

しまんちゅ工房のあらかきです。

昨日、無事に予定通りの850℃に達成しました。

まだ温度が低い焼きですが、
次回は1,200℃近い状態を目指していきます。

素焼きは色を見ればどの程度の温度かわかります。

勿論土によっても違いますが、温度が高ければ高い程色が落ち着いていきます。

ただ低い温度
そして練り上げていないもろい土

特に
沖縄の戦後まもないころの陶器はそういう作品が多くて
大切に扱わないと風化していきます。

そういう作品も非常に魅力的に思います。

本来なら全てのモノは永遠ではありません。
どんなに焼しめられた作品も1000年は持ちますが


5万年はわかりません・・・

永遠のモノってないと思うのです。

生きている間に
つまり人生100年の間に朽ちて行く作品は
時の変化を感じられる良い作品だと思います。


でもプラスチックと違って1000年もつ陶器は素晴らしいですね。

サスティナブルです。

これを生み出す電気が再生可能であり持続可能なエネルギーなら
陶器は最高のサスティナブルティーだと思うのですがどうなんでしょう。



さて、今回の作品は、
850℃の低い温度ですが、
屋外にも置ける作品になると思います!
ただ!
扉を開けるまでわかりません。

自然徐冷でゆっくりと時間をかけますので、
明日にはこの世に出てくると思います。

その時を窯の中で静かにたたずむシーサー

成型から乾燥まで約3か月。

窯にいれ
焼き上げる。

窯の中で高温に包まれた作品は生まれ変わって出てくる。

化学変化で全く違う素材として誕生する。

土が陶器になる。

それを可能にしたのは、100万年前に人類が手に入れた神の業

「火」

火が素材を変え
調理の次元を高め

夜の不安に光を灯した。

それが現代では電気ですから(^^)

100万年まえに火を手に入れた人類の歴史をなぞるような
窯入れでございます!!!


改めて
窯積みと温度設定まで任せてもらえて
貴重な経験をしているんだと感謝の気持ちが湧いてきました。


その時を迎える為の静寂


昨晩850℃の窯が
今朝は219℃ですから
密閉された状態でゆっくりと静かに佇む窯は、その中にいる作品が守り神へと昇華していく様を彷彿させてくれます。


その守り神を生み出す父は、
工房のすぐ横にある庭で畑もしています。

無農薬で育つ野菜がとにかく美味しいです(^^)


その時を迎える為の静寂



畑は、ユーチューブで学んでいるようです。

昭和26年生まれ!
兎に角元気!


日本の高度経済成長期を担ってきた人達です。

心意気がハンパない。

40代!も
負けないで今日もちばっていきたいと思います!


明日の窯出し!

こうご期待です!!!

でわっ!


本日もシーサー元気にお届け致しますので
ゆたさるぐとぅうにげーさびら~~

また
最後までお読みいただきいっぺーにふぇーでーたん(^^)







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この記事へのコメント
信人さんこんにちは~!シーサー作り&ブログ始めたんですね。
ぼくも最近ちょいちょいブログ触ってたら見つけました(笑)
更新楽しみにしてますね~
Posted by 天久天久 at 2022年02月07日 11:40
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店舗情報

店名

しまんちゅ工房

住所

〒901-1302
沖縄県島尻郡与那原町字上与那原364−1

TEL

098-946-3035

営業時間

10:00~17:00

定休日

水曜日・木曜日

URL

https://www.shimancyu-koubou.com/seesaa.html


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