義経と静御前。

はいさいー!

しまんちゅ工房のあらかきです。


ようやく、ようやく・・・。

なんとか納得できる作品が出来たので皆様へご紹介致します(^^)

今日ご紹介する作品は、
父と僕との合作になります(^^)


祖父と父は瓦工場を運営しながらシーサーも制作していました。

僕はと言うと家業から独立してネットショップを立ち上げて好きな事をしていたのですが

「宿命」ってあるのかもなーと思う程、これまでの道のりを想いだすと感慨深いものがあります。


有難いです。


合作と言いましても父が造形して僕が釉薬を施す。

つまり色付けを僕が担当しました。

初めての事で沢山失敗しましたが改めて背中を教えてくれた父と
父の作品を愛してやまない皆様へ心から感謝いたします。


陶器は奥深いです。


焼いてみないと分からない。

なんども経験して分かる釉薬の厚みや温度、調合。

父の白い作品にあう色はこれだ!と確信してその色だけをやってきましたが、まだ正解は出していないように思います。

きっとそれは永遠に出ない正解なんだと思います。

と書きながら
何とも言えない気持ち良さがあります。


答えがない道


無限に挑戦が出来る。


面白い。




義経と静御前。



白土に、「水均窯釉」と呼ばれる釉薬ですが、
銅を含んだ乳濁釉になります。

酸化焼成で今回のような青色へ
還元で赤紫色に変化する釉(うわぐすり)です。


酸化焼成で、淡い青になる。


父が描く線をより上品にさせてくれるのでは?と思い
毛並みにのみに水均窯釉を施して全体には、基礎釉薬になる透明釉を施しました。


義経と静御前。


義経と静御前。


義経と静御前。




父の作風は、シンプルな線にあります。

何度も何度も丁寧に書いていく線。


その線に釉薬を施していくと父の後を追っているようで小さな自分を思い出します。



義経と静御前。


義経と静御前。




義経と静御前。





父と作品を眺めていると「実に上品で気高い顔をしているこれは静御前だ」と・・・。

口を閉じた作品を見てそう話す父・・・。


という事で今回の作品は、義経と静御前に相成りました。




義経と静御前。




新垣家にとって嬉しい初の作品になりました。


これからも父と共同でどんどん、新しい色に挑戦します。


目標はレインボーシーサーです(^^)

本気なあたりが面白い笑


それから沖縄には「おーぐすやー」と呼ばれる釉薬があります。

只今こちらも勉強中で、赤土には真鍮のような緑を施す予定ですし
ブラックシーサーには金色を施す予定です。

・・・。

伝統から一だつしていきますが、新しい事と伝統的な色
どんどん挑戦していきます!


応援よろしくお願い致します(^^)

今日もお越し頂きまた、最後までお付き合い頂き
心から感謝申し上げます。

ぐぶりーさびら(失礼いたします)











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店舗情報

店名

しまんちゅ工房

住所

〒901-1302
沖縄県島尻郡与那原町字上与那原364−1

TEL

098-946-3035

営業時間

10:00~17:00

定休日

水曜日・木曜日

URL

https://www.shimancyu-koubou.com/seesaa.html


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